15年間の一貫教育

【15年一貫教育だからこそ】

人間の周期 -シュタイナーの人間観-

シュタイナー教育では人間の周期を、およそ0~7才までの七年間、7才~14才までの七年間、14才~21才までの七年間という風に七年ごとに区切っています。。そして最初の七年を第1・七年期、次の七年を第2・七年期と順次呼んでいきます。そしてそれぞれの期間にはそれぞれのテーマがあります。

  • 第1・七年期は、意志の時代。この時期手足をたくさん使って遊ぶことで、人間の意志を育てます。
  • 第2・七年期は、感情の時代。たくさんの芸術的な活動が豊かな感情を育てます。
  • 第3・七年期は、思考の時代。ここで初めて知的なことをたくさん学びます。

この第1・七年期の2才~6才までが幼児部、第2・七年期の7才~14才までが小・中学部、第3・七年期の15才~18才までが高等部にあたります。

賢治の学校ではそれぞれの年齢に合った授業を日々創りだしています。

幼児部

健康なからだの基盤、まわりの世界を豊かに感じる感性、感謝の心、世界に向かって自ら進んで働きかけていく意志の力など、生きていくうえでの身体と心の核となるべきものを育みます。幼児部では3~5歳までが「縦割り」クラスで過ごし、年少児が年長児を見習い、年長児は年少児を導いていく関係が自然に作られていきます。

小中学部

豊かな感性が育むこの時期は、イメージと結びついた豊かな授業を通じて、子どもたちは人間や世界への深い畏敬の念と信頼を学んでいきます。芸術的要素に満たされた授業づくりは、子どもたちに身体を通じて生き生きと自ら学んでいく力をつけていきます。

高等部

幼少中学部での身体づくり、感情育成による心と身体の成長を土台として、さらに明晰な思考の力を育てます。思考、感情、意志の調和の取れた全人教育に取り組み、理系・文系の総合的授業で、子どもたちひとりひとりの個々の才能を引き出します。自由な意思を持ち、あらゆる分野で才能を発揮して、21世紀を切り拓く世界に開かれた人間を育成します。また知識に偏らず、農業、工業、芸術といった身体と心を通じて実践を学ぶことを重視しています。

全てがつながった教育

幼児教育は高等部のためにあるとよく教師は口にします。シュタイナーの人間観に基づき、日々目の前のこどもを見て創造され続ける授業は、15年間という長いサイクルを視野に入れた教育によって初めて生きてきます。知識だけではない身体と心と生きる力が全部がつながった真の学力が可能となるのです。この学びを創りだすために教師は頻繁に教師会を開き、幼児から高等部まで全ての教師が全生徒の共有をします。15年間終了後、大学受験を望む子どもたちには、1年間の受験指導も行います。