5年の学び

テーマ

心身ともに調和が取れ、学びへの意識が高まる時期

学年の特徴

5年生では、呼吸と脈拍の関係が大人と同じように整う年齢です。内面の成長とともに起こるいざこざが収まり、周りの世界ともつながり、調和が取れてくるのがこの時期です。

周囲の環境や人間関係にも慣れ、心身ともにバランスが取れてくるので、学びへの意欲が非常に高まっていきます。そのため、どんな教科にも興味を示し、教師がもたらす学びに共鳴するようになります。自己が確立することで客観性が表れてくるため、教師は抽象的な思考を必要とする複雑な学びを子どもたちにどんどん提供し、さらに知性を伸ばしていきます。

学年ごとの教科

国語

描写を主とした作文をしたり、手紙を書いたり、書道をしたりと、あらゆる“書く”ことを実践していきます。また、詩歌の創作を行ったり、神話の劇を行ったりもします。文法では、文と文のつながりについても学んでいきます。

計算と幾何学(算数)

4年生までの学習の継続のほか、新たに少数を導入し、分数や少数の四則計算を学んでいきます。また、コンパスや定規を使わず、フリーハンドで円や二等辺三角形や正三角形といった形を描いていく幾何学の授業が行われ、これが4年生までの「フォルメン線描」の授業を引き継ぐかたちになります。

歴史・地理(社会)

5年生になると、歴史の授業が始まります。古代インド、ペルシャ、メソポタミア、エジプト、ギリシャの神話等を通して、古代の人々の意識の移り変わりや四大文明を学びます。地理では、日本全体の地形の特徴をつかみ、風土や暮らしを学んでいきます。

植物学・動物学(理科)

5年生では植物についての学習が始まります。どういう環境で、どういう植物が育つのかということを、人間の身体や感情と関連させて学んでいきます。また、引き続き、動物学では動物についての学びを深めていきます。5年生は動物の種類を広げ、鳥類や肉食類、草食動物を学んでいきます。

音楽

4年生から引き続き、3度の雰囲気を学び、ダイアトニックの音階、輪唱、二声、三声の歌の演奏を通して、和声(長調・短調)を体験していきます。弦楽器や楽譜の学習も続けます。

水彩(図画工作)

授業内容に添ったテーマで、植物や動物などを水彩で描いていきます。

手仕事・木工(家庭科)

手仕事では、自分の身体の末端を被うための靴下や手袋を制作します。木工では、木を削って生活の中で実際に使える道具をつくります。

体育

リズムやバランス感覚を養う運動や身体の調和を意識した運動を行います。また、フェアプレイを前提としたグループ対抗ゲームも導入していきます。

英語(外国語)

4年生まではアルファベットの習得や会話を中心に英語を学んできましたが、5年生になると抽象的な思考ができるようになるため、文章の構造がしっかり頭に入っていきます。そのため、5年生で初めて文法が導入されます。

フォルメン線描

幾何学に発展していきます。絵画の様なフォルムから、円や正方形長方形三角形などの幾何学に移行しますが、コンパスや定規を使わないフリーハンドで描いていきます。

練習

エポック授業の内容を深め、定着させるためのもので、主に国語や算数の学習の中で漢字や計算の練習など、反復練習の必要なものを集中的に行います。

オイリュトミー

4年生に引き続き、全員が正面を向き、全体の中の自分の位置や関係をさまざまな変容する過程で動き、体験します。また、音階や音も学び、輪唱や二声の曲を動き、表します。言葉のオイリュトミーでは子音と母音、文法の表現を学び、短歌や短い詩を動き、表します。また、クラス全体で円を描き、木のボール(クーゲル)を使って、右の人に渡し、左の人からもらうことを音楽に合わせながら練習していきます。クラス全体の意識がまとまる社会的練習です。

学年ごとのイベント

学校宿泊や自然の中でキャンプを行います。