6年の学び

テーマ

自分自身で思考し、知力を鍛えていく

学年の特徴

6年生は、知力が大きく発達する時期です。同時に、反抗する時期でもあります。それは自分の目覚めに対して激しく反応するから、と言えます。

この時期の生徒は自分で考えたい、自分で思考したいという思いが強くなります。今までは先生からたくさんのお話を聞いてイメージしていましたが、今度は自分の中に沸いたイメージをつなげて、ある答えを見つけ出したいと切望するようになるのです。
つなげること自体が思考であり、知力です。6年生はそのつなげる取り組みを、あらゆる教科の中でしていく学年です。ある現象を観察し、なぜそうなるのかを考察するという、自然科学的な取り組みが行われる教科も増えていきます。

学年ごとの教科

国語

人間社会が生まれたローマ時代の法律、文明など、「人文科学」「社会科学」的な話を聞きます。6年生は自分でルールを決めて従うことができ、またそれを必要とする年齢でもあるため、このような話に敏感に反応するのです。また、あらすじの要約や起承転結の構成を考えて文章をつくることも始まります。漢詩や漢文、書道にも触れていきます。

計算と幾何学(算数)

割合、百分率、利子計算、面積などを取り上げていきます。幾何学では、これまでフォルメン線描として芸術的に学んできた、さまざまな角度や曲線の幾何学的概念を意識的に捕らえ、コンパスや定規を使って作図していきます。

歴史・地理(社会)

学ぶ範囲が世界に広がっていきます。日本の歴史では、中世、鎌倉時代までを、世界の歴史では、ローマを学びます。地理では、日本から離れ、アジアへと学びを広げていきます。さまざまな民族の生活を絵を描くことを通して理解し、同時に言葉も学んでいきます。これによってアジアがより身近に、自分とつながったものとして感じられるようになります。

植物学・動物学・天文学・鉱物学・物理学(理科)

動物、植物の学習を継続する一方で、より客観的に捉える対象である鉱物の学習を取り上げます。花崗岩や火成岩、石灰などさまざまな石の違いや成り立ちや宝石について学んでいきます。さらに天体の学習では、鉱物と対極にある太陽、月、地球の動きなどについて学びます。また、物理学では光、熱、色、磁気についても取り上げていきます。

音楽

4年生、5年生から引き続き、3度の雰囲気を学び、ダイアトニックの音階、輪唱、二声、三声の歌の演奏を通して、和声(長調・短調)を体験していきます。弦楽器や楽譜の学習も続けます。

絵画(図画工作)

授業内容に添ったテーマで、世界の風土、地図などを水彩で描いていきます。また、陰影画(木炭画)にも取り組みます。

木工(図画工作)

木を削りながら、生活の中で実際に使える道具を作ります。

手仕事(家庭科)

人形の製作など、平面を立体にしていく作業を体験します。

体育

リズムやバランス感覚を養う運動や身体の調和を意識した運動を行います。また、フェアプレイを前提としたゲームや球技も行います。

英語(外国語)

5年生から引き続き、文法を学んでいきます。また、物語や手紙文、英語劇の上演にも挑戦します。

練習

エポック授業の内容を深め、定着させるためのもので、主に国語や算数の学習の中で漢字や計算の練習など、反復練習の必要なものを集中的に行います。

オイリュトミー

全員が正面を向き、意識した歩行を練習します。これから始まる思春期に向かって、銅の棒を使った練習が始まります。上下左右前後の空間を把握し、関節を鍛え、姿勢を正すなど身体の育成の助けになる様々な課題に取り組みます。

学年ごとのイベント

鉱物学における校外学習や海山の体験をします。