7年の学び

テーマ

自身の内面が生まれ始める、思春期目前の時期

学年の特徴

中学1年生にあたる7年生は、知力がより強化されて、心の内面が少しずつ生まれ始める時期です。反抗する気持ちもより強化され、自分の知的能力を確認するために、先生を試したりもします。

それは“もっと思考したい”という現れなので、教師がより面白い、自分で思考できるような授業を提供すれば、生徒たちは満足して大人しくなるでしょう。やたら反抗したくなるのは、自分の能力を存分に使っていないからなのです。

7年生では、「原因と結果」という因果関係的思考が発達します。そのため、授業も理科的内容が大きな重点を締め始めます。この年齢の生徒も理科的実験をとても喜びます。そのため、教師はたくさんの実験準備をしなくてはいけません。

学年ごとの教科

国語

伝記や歴史物語を聞きます。願望、驚き、感嘆などを含む文章を読み書きし、さらに説明文の読解も継続して行います。書道、演劇も行います。

数学

文字式や正負の数と代数の方程式、2乗、3乗の計算が導入されます。幾何学では、図形の合同と「ピタゴラスの定理」を取り上げます。

歴史・地理(社会)

意識が外に向かう年齢である7年生は、発明・発見の時代であるルネサンス期や大航海時代を学んでいきます。日本史では日本のルネサンス期にあたる、戦国~安土・桃山時代の日本とヨーロッパの出会いを取り上げます。この時代の目覚めた意識が、生徒の中に起こっている目覚めとリンクするような内容になっています。

生命学(動物学・植物学・鉱物学)

7年生は自分の内側に目が向き始めるので、今までの学びの包括として生命という観点から学んでいきます。特徴的なのが、動物学、生物学 、鉱物学の結集された教科として、「生命学」を学んでいくことです。命がどうやって生まれるのかを、昆虫、植物、魚類、両生類、鳥類、哺乳類など、動物界全体を見た後に人間についても学んでいきます。また、愛とは何か、精神的なつながりの尊さを学ぶために、「トリスタンとイゾルテ」の話を聞いて、愛の真髄に触れていきます。

化学

化学では熱や燃焼を学び、その後紫キャベツの実験で、酸やアルカリについても学んでいきます。色彩豊かに酸からアルカリに変化していく作業の中で、化学の概念を生き生きと学んでいくことができます。食事、洗濯、掃除に関わる化学でもあり、日常生活に対する意識と実践力が培われます。

物理学

物理学を通る道の途中で私たちは力学に取り組んで行きます。てこの作用とてこの法則について取り組みます。天秤の竿とさまざまに異なった目方を使って実験していきます。多様なてこの応用について話せる土台がここで出来上がり、私たちの手足の中のてこの作用について取り組んでいきます。最後にはクラスの人を天井からぶら下げた滑車装置で引っ張り上げさせます。重量の道のりと手を使って引っ張られるロープの部分の長さに注目します。

音楽

生徒たちの内面とリンクするように、8度の雰囲気を学びます。また、4年生~6年生までの課題の継続でダイアトニックの音階、輪唱、二声、三声の歌の演奏を通して、和声(長調・短調)を体験していきます。リズム、拍子の体験や音楽理論、音楽史も学んでいきます。

芸術(美術)

さまざまな自然の生き物を水彩で描いていきます。物体に陰影をつけて白黒で描く明暗法素描や、遠近法を導入します。遠近法では、ルネサンスの人々が行っていたように、自分から世界を見て、消失点をつくって立体的に絵を描いていきます。

手仕事(技術家庭)

誕生する生徒の内面を表すものとして、履物や袋物づくりを通して、平面を立体にしていく体験をします。

木工(技術家庭)

スプーンや器など内面形勢を表すものとして、簡単な木工道具を使って、作品づくりをします。

体育(保健体育)

ポートボール、バレーボールなど、本格的な球技を行います。

英語(外国語)

辞書を使い始めます。また、作品の劇的な部分を中心に、読んだ内容を英語で話す授業が行われます。

練習

エポック授業の内容を深め、定着させるためのもので、主に国語や算数の学習の中で漢字や計算の練習など、反復練習の必要なものを集中的に行います。

オイリュトミー

内面の世界を体験できる短調と長調の練習が始まります。三度のインターヴァルが変化する曲で全体が朗らかになったり、悲しくなったりすることを動きを通して体験します。身体の育成を支える銅の棒練習ではさらに空間移動を伴いながら手足を器用に動かし技術を身に着けていきます。

学年ごとのイベント

海での自然体験合宿や登山合宿など。