初秋の賢治の庭

種をまいたり収穫したり、雑草を抜いたり水やりしたり。秋も植栽班は大忙しです。

9月末、学校祭で苗を販売するために種まきをしました。
セージ、カレンデュラ、クリムソンンクローバー、コリアンダー、ポピー、などなど。種は自家採種可能な固定種を販売している『たねの森』さんから取り寄せたものです。

水曜日にまいたら、土曜日にはクリムソンクローバーの双葉がたくさん出てきました。
「あー、出てきてくれたねぇ。良かったー」と、みんな、お母さんのような気持になって喜んでいました。

夏休み前にバジルの苗を販売しましたが、残ったものを学校花壇に植えました。夏の日差しをたっぷり浴びて、立派なバジル畑になりました。
「早く使わないと葉がかたくなって美味しくなくなっちゃう」と楽しくも真剣な話し合い。植物を慈しむ気持ちが、色々なところで滲み出てきます。
こちらはプロジェクトが素早く進み、家族を巻き込む形で、バジルペーストを作成。無事に学内販売へとこぎつけました。

収穫していても作っていても、バジルの香りが漂い、至福の時でした。

出来上がったバジルペーストは、それは鮮やかな緑色になりました。“バジルの精”を瓶に詰めて素早く閉じ込めたみたい。お味ももちろん最高でした。
Mさんはこの“バジルの精”を捕まえて生地に練り込み、クラッカーを焼いてくれました。これもまた美味でした!

このところ、校庭には金木犀の甘い香りが漂っています。
我らが植栽班リーダーのAさんは「毎年、花の香りで咲いたことに気付いてたから、今年こそは花が咲く前から待っていよう!」と、夏が終わる前から金木犀の下に立って、まだかまだかと待っていたそうです。今年は蕾が花になっていくのを見れて、とても幸せだったとのこと。一緒に見上げると、金木犀の蕾って、とても小さいのですね。
来年も蕾の時に見上げることができますように。

初秋の賢治の庭にも、植栽班の真心がたくさん降り注いでいます。

(植栽係保護者)