12年生ヨーロッパ美術旅行

恒例の12年生ヨーロッパ美術旅行。例年11月に行われるのですが、今年はヴィッテン(ドイツ)のオイリュトミー国際フォーラムに参加するために、日程が5月のベストシーズンとなり、期間も丸3週間となりました(5月12日~6月3日)。

この旅行は最高学年12年で行くわけですが、いわゆる修学旅行とは一味も二味も違います。その名の通り、美術旅行なのです。学校で美術史や建築学を学び、その基礎を持って現地へ行き、更に教師の解説を聞きながら、スケッチをしながら、芸術を堪能するという、何とも贅沢な旅です。

来年には学校を巣立とうという生徒たちにとって、世界の中の自分を見、個を育てることは大きな課題です。ローマの市民社会の遺跡をめぐり、人間を再発見したルネッサンスの息吹を感じ、都市国家ベニスを堪能し、そして美術の宝庫、パリをめぐる。また、ドイツのベルリンで東西の壁の歴史を目の当たりにする。その中で、人間社会が作られていく中での自己、個を発揮しようと格闘した先人たちの偉業をその場所の空気と共に感じたことでしょう。

更に、今回はヴィッテンでオイリュトミー発表をし、様々な芸術活動のワークショップに参加し、ベルリンではメルキッシェスフィアテルシュタイナー学校の家庭にホームステイもさせていただきました。

引率の教師はその経験と知識と家族や友人も総動員して、この盛りだくさんのツアーを実現してくださいました。また、ドイツで活躍中の卒業生の尽力も欠かせませんでした。感謝してもしきれません。

我が子に、何が一番よかった?と聞くと、ヴィッテンだそうで、それも、ワークショップを抜け出して外へ遊びに行ったこと、だそう。まあ、生徒それぞれ。内面化する部分はいろいろ違うのでしょう。

12年生は、シュタイナー教育のクライマックスへ向かい、最高の花を咲かせる準備をしています。

(12年生保護者)