高等部の卒業式が行われました

穏やかなお天気に恵まれた3月18日、第8期生の卒業式が行われました。

12年前の入学式でお花のアーチをくぐってこの学校に入学したわが娘。担任の岩内先生とにこにこと握手をしたこと、先生が一年生へ「14匹のカエル」のお話をしてくださったこと…とても懐かしい思い出です。

この学校の卒業式のユニークな伝統のひとつに、卒業生の親が前に出て我が子へ向けて言葉を贈る場があります。

朝から馬子にも衣装とばかりに着物を着付けて(自分も)慌ただしく式の席についたせいもあるのか、いよいよ式が始まってもいまだ我が子が卒業するのだという実感が湧きませんでした。

そのうち親が話す時が来て、前に出て、じーっとこちらを見ている子どもたちの顔を見た時に、ああ、ほんとうに、ここまで来たんだな…としみじみと沢山の思いが溢れ出てきました。

この学校で出会ったのはそれはそれは素晴らしい世界でした。沢山の出会いと、出会った人々の支えがなければ私はとても子育ては出来ませんでした。まるで自分がシュタイナー教育を求めて学校を探し子どもを入学させたかのように思っていたけれど、導いてくれたのは娘だったのですね。そうは言っても娘の側からすれば親が決めた学校。よくぞ12年間通ってくれたものだなあと思います。

そんな言葉を娘に贈ろうと思っていたのですが口を開こうとしたら涙が溢れてきて言葉になりませんでした。涙をこらえてぐっと頭を上げるとホール全体に溢れんばかりの人々。

皆さん我が8期生の子どもたちに沢山の愛情を持って下さり、その晴れ姿を一目見ようと集まって下さったのですね。そして大好きな8期生を送ってくれる高等部の生徒たちからの愛情、ホールには「愛」がたくさんたくさん溢れていました。

きっと、8期生の子どもたちは、この学校で存分に受け取った愛を今度は惜し気もなく世界に与えてくれることでしょう。

12年間、子どもたちを育てて下さった先生方、親の皆様、本当にありがとうございました。

(12年保護者)