卒業生それぞれの歩み 森山もりやま穂乃香ほのか(4期生)

卒業して今年で7年目となりました。昨年から縁あって『つめくさ保育園』でスタッフとして働かせてもらう事となりました。まさか母校に戻って働いているなんて自分でも驚いています。
賢治の学校を卒業してから、法政大学の社会学部に入学しました。きっかけは12年生の卒業論文を経て、様々な観点から物事を理解する社会学に興味を持ったためです。複雑化した社会を構造的に把握し、社会全体をより良くするための解決法を考えることを目的として、社会学、行政学、経済学、政治学等様々な視点から一つの問題に取り組めるという研究方法は私にとって良い学びの場でした。
学生時代はゼミ活動とNGOの学生ボランティア団体での活動が中心の日々。ゼミでは「社会における技術とイノベーションマネジメント」をテーマに、潜在的な価値を持つ埋没した技術を活かし、社会に受け入れられるための仕組みづくりや、企業活動と社会の関係性について研究していきました。卒業論文は「サテライトオフィスの統合マネジメント」という観点で、労働者の働き方の選択化と企業内の知識移転とが両立可能か否かという研究を進めていきました。

沖縄県戦没者遺骨収集活動

大学での学びと並行してNPOの国際ボランティア学生協会に所属し、活動を行っていました。活動は国際協力、環境保護、地域活性化、災害救援、子どもの教育支援など様々。いま、社会で起きていることを実際に現場にいって自分で感じるという、知識だけでは補えない部分の経験をこの活動はもたらしてくれたなと感じています。
卒業してからは一般企業に勤めていましたが、在学中に取得した保育士資格を活かしたいと考え始めた際に賢治の学校からお話いただき今に至ります。開所して間もないつめくさ保育園で保育スタッフとして子どもたちと接することができること、喜びを感じています。
シュタイナー教育を受けてきたからといって、何がシュタイナー教育なのかは正直わかっていません。だからこそ日々学びながら働けていることはとてもいい経験だと思います。今後も子どもとの関わりを通して自分に何ができるのか、国内外の様々な場所で働き、様々なケースをみて視野を広げて学んでいきたいと考えています。

(2020年5月発行)