教員インタビュー:小澤周平

小澤周平

担任:3年生
専科:体育・英語

「『人間としての全て』を相手にする仕事

◆教員養成講座を受けたわけ

もともと障害児教育に興味があり、青年海外協力隊で中南米の島に行って、特別支援教育に携わっていました。そのときに小貫大輔さんという方のシュタイナー教育の本を読んで興味を持ち、帰国後に当校のことを知って、講座に参加しました。

そして、まもなくドイツで約1年間の教員養成講座が始まることを知りました。本場ドイツで日本語通訳つきで学べるという貴重な企画で、当時23歳と若かったこともあり、思い切って参加してみることにしました。

 

◆なぜシュタイナー教員になることを選んだか

当時は、ちょうど当校が立川に移転して、よりシュタイナー教育に力を入れていこうとしていた頃で、今いる他の先生方の多くも同じ講座に参加していました。そして、もっと先生が必要だということで、1年生の担任をやってみませんかと声をかけていただきました。

1年間ドイツで講座を受けた後、帰国して全国のシュタイナー学校で実習をさせてもらい、全ての過程が完了してから、通常より半年遅れで私のクラスが始まりました。
教員養成を受けたてだったので、どうなるか不安もありつつ、この教育をやってみたい、力を尽くしたいという気持ちでした。

◆教員になって感じたこと

正直、1回目の1~8年生担任では、できないことだらけでした。
全然満足できない! という気持ちで、2回目の1~8年生担任をさせてもらいましたが、まだまだやりきれない。そして、今は3回目の担任の3年目です。

でも、この先も「やりきった」と思えるかどうかわかりません。この学校では、そんな先生は聞いたことがないですね。
進んでみればみるほど、世界が開けたり、謎が増えたり、新たな困難にぶつかります。
子どもは成長していく存在なので、「ここまでで完了」というのはないし、終わりという線は引けないのではと思います。
でも、だからこそ、その成長に立ち会うことが面白い。
私の力と命が続く限り、やれるところまでやろう! と思っています。

 

◆シュタイナー教員の魅力

子どもの、「人間としての全て」を相手にする仕事になりえるところです。
学力や順位などではなく、その子にとっての種を花開かせるお手伝いをするのが、シュタイナー教員だと思っています。
「こうさせたい」ではなく、子ども自身の中にある種を育てることを大切にしています。
難しいけれど、恵まれているとも感じるのは、他の先生たちもその理念を共有しているからです。
同じ理念を共有しつつ、やり方には自由なところもあって、教育者としてとてもやりがいがあると感じています。

◆プライベートの楽しみ方

普段は土曜日午前まで授業があるので、休みの日は正直、溜まった家事と、次の授業の準備で手いっぱいかもしれません。でも、ただ寝ているよりも何かしている方が好きなので、色々やりながら心身をリフレッシュさせている感じです。

長期休みには、なるべく自然の中に身をおくようにしています。
自然とのつながりを保つことで、心身のバランスが保てると感じています。
実家が長野なので、バイクで帰って、途中でキャンプをすることもあります。
実家に着いたら、自然の中にゆっくり身を置いて、家族や友達と過ごしています。

あとは、中南米にいたこともあって、スペイン語圏の音楽が好きです。陽気なポップスとか。
また、一時期はウクレレを弾くことにハマっていました。あの音に癒やされるんですよね。
今でも、煮詰まったときはときどき弾いています。

 

◆教員になりたい方へのメッセージ

挑戦者求む!
一緒にがんばりましょう。