教員インタビュー:山下亜弓

山下亜弓

担任:4年生
専科:英語

子どもたちから返ってくるものが次のエネルギーになる

◆教員養成講座を受けたわけ

学校の教員になりたくて教育学を学んでいましたが、在学中に免許は取らず、卒業後はアフリカで半年間バックパッカーをしていました。
その際、現地の盲学校のお手伝いをさせてもらったのですが、自分にスキルがなくて何もできないと感じ、もう一度きちんと学びたいと思いました。

そこで、帰国後にバイトをしながら、通信で教員免許を取ろうとしていたとき、バイト先で、当校の卒業生と、その保護者の方に出会いました。
教員になりたいという話をすると、当校のことを色々教えてくれて、興味を持ちました。
オープンスクールに参加して、何か関わりたいと相談したところ、学童を手伝わせてもらうことになりました。

 

その学童での経験がとても楽しくて、「この学校で働きたい」と直感しました。
24歳のときです。ちょうどその年に、1年間の教員養成コースが始まるということで、教員免許と同時並行で受講することにしました。

もともとシュタイナー教育のことを全く知らなかったので、「どういう世界なんだろう」と最初はきょとんとしていました。
でも、学んでいくうちになるほどと思えるようになりました。

何より、教員養成コースの中で、自分が生徒になって授業を体験したり、色々な先生の実際の授業を後ろで受けたりしたのは、貴重な経験でした。
教員経験がなかった私でも、子どもとの関わり方や授業の構成を0から学ぶことができて、今でも子どもの前に立つ上での支えになっています。

◆なぜシュタイナー教員になることを選んだか

当校の教育を知ってから、自分がこの教育を受けたかったと思いました。
また、当校で出会った先生たちが、今まで出会ってきたどの目上の人たちよりも「大人」として魅力的だと感じていました。
芯が強くて、厳しいときもあるけど確かさがあって……。
公立の教員免許も取りましたが、教師になるなら当校しか考えられませんでした。
そこで教員養成コースと実習を修了後、1年生の担任をさせてもらうことになりました。

 

◆教員になって感じたこと

教師に自由があるなと感じます。
他の先生の授業も参考にしつつ、自分だったらこんなやりとりをしたいなとか、こんなことができるかもと考えて実践できるので、準備のときからわくわくしています。

◆シュタイナー教員の魅力

子どもたちとやり取りができた感覚があるときが嬉しいです。
自分の準備と子どもたちの反応が繋がって、「そう!」となったときや、さらに発展していって活発な会話が生まれると、「やりきった!」と思えます。
子どもたちから返ってくるものが次のエネルギーになるので、もらえるものがとても大きいと感じます。
学校という空間が与えてくれるエネルギーが底なしで、学校にいるときが一番元気でいられます。

 

◆プライベートの楽しみ方

今一番楽しいのは、授業の準備かもしれません。
もともと散歩が好きなので、散歩しながら、子どもたちともここに来ようとか、これを話そうと考えています。
「家づくり」の授業のために職人さんに話を聞いたり、美術館で調べ物をしたりして、授業の準備を通して知らなかった世界を学ぶのを楽しんでいます。

◆教員になりたい方へのメッセージ

この先、設立当初からいる先生たちと世代交代の時期に入っていきますが、ベテランの先生たちがたくさんいる、今でしか学べないものがたくさんあります。
特に、色々な先生方の生の実際の授業を見せてもらえるのは、本当に貴重な経験です。
ぜひ、一緒にこれからの学校を作っていける方に来ていただきたいです。